痔の治療法について

内痔核(イボ痔)
肛門の直腸側の静脈がコブ状に膨らみます。第1度の初期の症状は、出血です。進行すると排便時にイボが脱出して飛びでるようになります。第2度として、脱出したイボが自然に戻る程度。第3度として、脱出したイボを指で押し戻す。第4度では、常にイボが出ているという症状の段階に分類されます。
治療法として、保存療法が基本となります。硬化療法、ゴム輪結紮法などの治療法もございます。これらは通院にて治療が可能になります。第3~4度に進行した痔核では、結紮切除法の手術がお勧めです。手術期間は約20分程度で済み、入院期間は7~14日間程です。術後の痛みもほとんどありません。治療法は、患者様の都合を十分に配慮し選択いたしますのでお気軽にご相談ください。
血栓性外痔核(急性イボ痔)
肛門の周りの部分に血栓ができてしまって腫れあがった状態です。5日間程度は痛み、あずき〜えんどう豆の大きさ程の丸いしこりです。3週間程度で、血栓は自然に体内に吸収されます。治療法として、薬物療法が基本ですが、痛みが強い場合・血のかたまりが大きい場合には血栓で切除致します。
裂肛(切れ痔)
肛門の皮膚部分が硬い便で切れた状態です。特徴として、排便時とその後の強い痛みがあります。よく見られるのは、肛門の後方にできてる状態です。慢性化すると、肛門潰瘍で裂創は深くなり、肛門狭窄で肛門が狭くなり、肛門ポリープ・皮膚痔が症状として現れたりします。初期であれば便秘の治療、外用薬の使用などの保存療法でほとんど治ります。痛みが持続する場合は、もしくは肛門狭窄があれば手術が必要となります。約1週間の入院で完治することができます。
痔瘻(じろう)
直腸と肛門の境界部にある肛門小窩(肛門腺)に細菌感染がおこり、肛門の周囲が化膿し、肛門周囲膿瘍になります。膿のトンネルが形成されたものが痔瘻と呼ばれます。放置すると腫れと排膿を繰り返します。治療法として、単純な痔瘻は瘻管切開術、複雑な場合は括約筋温存術を行う方法があります。